Cross Talk クロストーク

#01海外で広がるキャリアの可能性

海外駐在 × 海外留学 × 海外出張

トップ > 社員を知る > クロストーク01 海外駐在×海外出張×海外留学
           

グローバルに活躍する2名の社員にインタビューを行いました。
海外での経験を通して感じた、海外で働くことの魅力や難しさ、そして成長について語ります。

Member 対談メンバー

H・K
2011年入社 / 新卒
グローバル推進グループ・営業

7年間東京薬粧部にて営業の後、8か月間ニューヨークやシカゴへ海外留学。2018年からタイの新会社立ち上げに携わるために4年間タイに駐在。2022年に帰国し、現在はグローバルな顧客を担当しながらマネージャー職に携わっている。

N・H
2021年入社 / 新卒
グローバル推進グループ・営業

海外営業担当として、2年目からインドネシア中心にマレーシアや東南アジアを担当。現在は台湾とタイを担当している。海外出張は経験しており、今後ニューヨークへ半年間語学留学を予定。

Q1

海外ビジネスのきっかけ

海外での勤務のきっかけを教えてください。

H・K

将来的に経営やマネジメントに挑戦するにあたり、海外ビジネスの経験が必要だと考えたことがきっかけです。最初は海外語学留学制度を利用してアメリカに半年ほどの語学留学のはずが、そのままタイの事業所の立ち上げに携わることになり、気がつけば4年間タイに駐在していました。

タイでの事業所立ち上げは、本当に貴重な経験でしたね。会社設立自体はコンサルタント会社に依頼できますが、その後の現地での実態や規制など、実際に足を運んでみないとわからないことばかり。その分、得られるものも大きかったです。

N・H

私の場合は入社2年目という早い段階で、会社から海外担当のお話をいただいたのがきっかけです。前任者のアメリカ駐在に伴う異動で、声をかけていただきました。
正直最初は不安も大きかったですが、Kさんのような海外経験が豊富な先輩がいらっしゃったことで、大きな安心感がありました。
結果的に、この機会が自分のキャリアの大きな転機になりましたね。

また、海外語学留学制度は、2024年から応募条件が入社5年以上から入社3年以上に変更され、もともと海外留学には興味があったので、このチャンスは逃せないと思い、すぐに手を挙げました。

Q2

海外ビジネスでのエピソード

海外ビジネスで直面した課題について教えてください。

H・K

一番難しかったのは、仕事への取り組み方や考え方の違いを本当の意味で理解することでしたね。
タイは同じアジアの国ということもあり、「なんとなく気持ちが通じているのではないか」と思いがちですが、実際はそうでもない。例えば時間感覚が全く違って...。4年間の駐在で時間通りに集合できたのは3回くらいですかね(笑)。30分早めに動くのが当たり前になりました。

N・H

私もその気持ち、よくわかります。インドネシアは地理的には近いのに、文化面では大きな違いがありました。特に苦労したのは現地の商習慣や規制への対応ですね。
現地の製品の輸出規制は明確に示されていますが、その解釈が個人によって異なることも。現地のお客様と岩瀬コスファスタッフの間で意識の差が生まれてしまい、その調整に苦労しました。

あとは、岩瀬コスファは日本ならお客様と長年の信頼関係があるので、ある程度状況がコントロールできますが、インドネシアではそうはいきません。まだまだ関係性が浅いですからね。

H・K

日本では化粧品原料に関わる人で岩瀬コスファを知らない人はいないのに、海外では「岩瀬コスファって何?」という状態からのスタート。当たり前だと思っていたことが通じない悔しさは確かにありました。

その反面、やりがいを感じた経験も多かったのではないでしょうか?

N・H

私は海外展示会を担当させていただいて、2回目からは企画も任せてもらえました。現地のニーズを考慮しながら準備を進め、無事に成功させることができました。国内だと若手にここまで任せてもらえない規模の仕事でしたから、なおさら嬉しかったです。

H・K

私の場合は、ゼロからの顧客開拓ですね。2年かけて100社への営業活動を展開し、多くの企業と取引を開始することができました。現地スタッフと協力して、現地の言葉で岩瀬コスファの技術を伝えていく。その戦略が実を結んだときは大きな達成感がありました。

現地スタッフとの絆は、今でも大切な財産です。アジアではキャリアアップのため短期間で転職することが一般的ですが、タイのスタッフは私が駐在期間中ずっと一緒に頑張ってくれました。私の拙い英語にも付き合ってくれて(笑)。
最後に「お姉ちゃんみたいだった」と言われたときは、本当に感動しましたね。家族のような関係を築けたことは、かけがえのない経験になりました。

Q3

海外経験を通して変化したこと・学んだこと

海外経験を通して、ご自身にどのような変化がありましたか?

N・H

最も大きな変化は、「とりあえずやってみよう」という前向きな姿勢が身についたことですね。 以前の私は英語が苦手で、聞き取れないことがあると「もういいや」となってしまう傾向がありました。でも今は、気負わずに聞き返せるようになり、しっかりと意思疎通ができるようになりました。
そして、最初の一歩を踏み出してみたら、どんどん新しいチャンスが広がっていきました。会社には「失敗してもいいよ」という温かい雰囲気があるので、安心して挑戦することができました。

H・K

Hさんの言葉に本当に共感します!私も海外に出てみて、「そんなに深く考えすぎなくていいんだ」と気づきました。だからこそ、若い世代にどんどんチャレンジしてほしいです。
日本人は完璧を求めがちですが、実際に海外に飛び込んでみると、案外なんとかなるものです。その経験を、もっと若い人たちにも伝えていきたいですね。

N・H

そうなんです。私も最初は「100点満点が取れるようになってから海外に行かないと」と思い込んでいました。でも実際に行ってみると、相手も完璧な英語を話すわけではなくて(笑)
大切なのは、まず一歩を踏み出す勇気だと実感しています。完璧を目指すよりも、まずはチャレンジしてみる。そこから始まる学びや成長は、想像以上に大きいものがありますよ。

Q4

海外と日本の過ごし方の違いについて

海外と日本では、働き方にどのような違いがありましたか?

N・H

海外出張のときは想像以上にハードなスケジュールになりがちでした。顧客訪問の数が多く、1日に3、4件も回ることがあります。移動時間も含めると、朝早くから夜の会食まで...。体調管理の大切さを実感しましたね。

H・K

聞いているだけで「少し手を抜いて」と言いたくなりますね(笑)

N・H

本当にそうなんです(笑)。特に国内のお客様への対応も同時に行わなければならず、かなりバタバタしました。
正直、海外出張中は国内のお客様への対応が手薄になりがちでした。そんなとき、マネージャーのKさんやアシスタントの方々が本当に支えてくださって...。周りの方々のサポートなしでは乗り切れなかったと思います。
また、そこで気づいたのが「必ずしも100点を取る必要はない」ということ。その考え方の変化は、いい意味で仕事の取り組み方を変えてくれました。

H・K

私の場合は少し違った経験でしたね。駐在してからは、むしろ時間通りに仕事が終わるようになりました。ただ、駐在して1年半でコロナ禍に入ってしまい、日本以上に厳しい規制があったので、その影響も大きかったかもしれません。
仕事面では日本に帰りたい気持ちはありましたが、現地での生活は本当に楽しかったですね。「このまま住んでもいいな」と思えるくらい(笑)。
実は、海外赴任は自分のなかで「片道切符」くらいの覚悟で臨んでいました。自分のできることを精一杯やり切りたいという気持ちが強かったですね。

Q5

将来的なキャリア展望

今後はどのようなことに挑戦していきたいですか?

H・K

現在は営業マネージャーとして働いていますが、この仕事は誰かに任せて、また新しいことに挑戦したいという気持ちがあります。
別の国への赴任でもいいですし、営業以外の分野への挑戦でも。もっと会社に貢献できる方法を模索しているところです。

N・H

営業の立場からすると、Kさんにはぜひこのまま営業にいていただきたいのですが...(笑)

私自身は、まず留学で英語力を磨くことが直近の目標です。そのうえで、去年設立したインドネシア法人のサポート体制を整えていきたいですね。現状は語学力や営業経験の不足で、現地に迷惑をかけている部分もあるので、それを改善してプラスの存在になれるよう頑張りたいと思います。

H・K

Hさん、将来的にインドネシア駐在も視野に入れていますか?

N・H

現地に住んでこそ見えるものがあると感じています。特に、スタッフとの信頼関係を構築するうえでは、同じ場所で働くことが重要だと実感しているので、その点では駐在は魅力的に感じています。ただ、会社からの要請があればですが...(笑)

Message 岩瀬コスファを志望する就活生に向けたメッセージ

N・H

岩瀬コスファは、チャレンジできる体制が整っていることが魅力です。今後さらにグローバル展開に力を入れていく方針で、海外対応のできる人材を必要としています。
現時点で海外を視野に入れていない方でも、ぜひ門戸を叩いていただきたいと思います。実際、私自身が視野を広げて海外にチャレンジしたことで、キャリアが開けたのを実感しています。
新しいことにチャレンジしたい方、特に「海外はちょっと...。」とためらっている方にこそ、ぜひ挑戦していただきたいと思います。

H・K

私もHさんと同じ思いです!
岩瀬コスファは、「成長したい」「挑戦したい」という一人ひとりの意欲を大切にしています。その思いがあれば、どんどんステップアップのチャンスが広がっていきます。充実したサポート体制が整っているので、不安に感じる必要はありません。新しいことに挑戦する勇気さえあれば、必ず誰かが支えてくれます。臆せずどんどん飛び込んできてください!